5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (2024)

“英国王室キャサリン妃研究家”のにしぐち瑞穂さんが、チャールズ国王の戴冠式を徹底解説! 2023年5月6日に行われる戴冠式。その歴史的な日を前に「戴冠式とは?」「いつどこで開催される?」「どういった行事?」など、戴冠式の歴史やエリザベス2世の際の戴冠式まで振り返りながらその全貌をレクチャーします。

【目次】

  • チャールズ国王の戴冠式
  • チャールズ国王戴冠式の祝賀イベント
  • チャールズ国王の戴冠式では何が行われる?
  • チャールズ国王のための聖油
  • チャールズ国王の戴冠式で廃止されたこと
  • チャールズ国王の戴冠式衣装と王冠
  • カミラ王妃が着用する王冠
  • カミラ王妃のドレス
  • カミラ王妃から、カミラ女王へ
  • チャールズ国王戴冠式の出席者
  • バルコニーにお出ましになるメンバーは?
  • 8人のページ・オブ・オナー
  • 戴冠式とは?
  • 戴冠式の歴史
  • 戴冠の際に使用された冠
  • エリザベス2世が戴冠式で着用したドレス
  • 戴冠式で一躍注目を集めた女性たち
  • パレードに使用された馬車
  • エリザベス2世、チャールズ国王も父母の戴冠式に出席

チャールズ国王の戴冠式

2022年9月8日、70年という英国王室史上最長の在位期間をもってエリザベス2世が逝去しました。それと同時に、新国王として即位されたチャールズ3世。

2日後には王位継承評議会による、即位承認式が行われ、実質的な国王としての公務は既に始まっていますが、英国に今なお伝統として残る王位就任の象徴的儀式である戴冠式が、即位から約8カ月後、2023年5月6日に執り行われます。

チャールズ国王の戴冠式と祝賀イベント

5月6日(土)戴冠の儀式

5月7日(日)ウィンザーでコロネーション・コンサート(BBC放送にて中継)、コロネーション ビッグ・ランチ

5月8日(月)臨時のバンクホリデーとなり休日に。“Big Help Out”と称し、チャールズ国王の希望により、英国中でのストリートパーティの開催に加え、各地域でのボランティア活動の参加を呼びかけています。

ちなみに、イングランドとウェールズのパブ、クラブ、バーでは、戴冠式の週末、金曜日&土曜日は、通常より2時間、営業時間を延長が許可。

チャールズ国王の戴冠式では何が行われる?

973年にエドガー王のために使用された、第2回改元法に基づく6つの主要要素(承認、宣誓、油注ぎ、任命、即位、敬意)を特徴とする宗教儀式。

700年の歴史を持つ戴冠式の椅子の横に立ち、カンタベリー大主教によって、アビーに集まった人々へ君主を紹介。

会衆は「神よ、王を守りたまえ!」と叫び、トランペットが鳴り響きます。君主は法律と英国国教会を支持することを誓います。

◉精油の塗布
王は儀礼用の衣を脱ぎ、戴冠式用の椅子に座る。椅子には、国王の姿が見えないように金色の布がかけられる。

カンタベリー大司教が王の手、胸、頭に、聖油を注がれる。

◉任命式
宗教的・道徳的権威を表す「ロイヤルオーブ」、権力を表す「セプター」、正義と慈悲の象徴である白いエナメルの鳩がついた金の棒「ソブリンズ・セプター」などが贈られます。最後に、大主教が国王の頭に聖エドワードの王冠を被せます。

◉戴冠式とオマージュ
国王は戴冠式用の椅子から離れ、玉座に移動する。貴族は君主の前にひざまずいて敬意を表します。

◉カミラ王妃の戴冠も
その後、クイーンコンソートにも、同様に油を注がれ、戴冠。

チャールズ国王のための聖油

時代に則して、チャールズ国王のための聖油は、動物虐待のないものに。

伝統にとらわれず、チャールズ国王の父フィリップ王配の母、アリス・オブ・バッテンバーグの埋葬地であるオリーブ山で収穫されたオリーブを使った新しいオイルで、塗油されます。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (1)

このオイルは、エリザベス2世に使用されたものと同じレシピに基づいていますが、シベットオイルやアンバーグリス(マッコウクジラの腸内に発生する結石で、香料の一種)といった、通常使用される動物性原料は一切含まれていないもの。

代わりにチャールズの新しい「聖油」には、ローズ、ジャスミン、シナモン、オレンジブロッサム、セサミ、ベンゾイン、アンバーがブレンドされた、神々しいものに。

伝統的な“金の贈呈”を廃止

チャールズ国王は、その他の時代遅れの伝統のいくつかを廃止したと伝えられています。そのひとつが、伝統的な金貨の贈呈。
1953年のエリザベス2世の戴冠式の際には、金のインゴットまたはくさびが女王に贈られました。しかし、現代の生活費危機を考慮し、国王はこの贅沢ともとれる儀式を廃止するとみられています。

チャールズ国王の戴冠式衣装と王冠

こちらも、伝統にとらわれず、これまでの伝統的ブリーチズ (ニッカボッカ)やタイツではなく、軍服を着用されるとみられています。

そして、上に数種の戴冠式用ローブを羽織られると予測されています。

国王が戴冠するのは、17世紀に作られた聖エドワードクラウン。これは非常に重いことでも知られ、戴冠の瞬間にのみ使用されます。

戴冠式の終盤に着用され、バッキンガムパレスのバルコニーにお出ましの際にも着用されるのが、大英帝国クラウン。

この王冠には、エドワード7世の66歳の誕生日に、現在の南アフリカにあるトランスバール(旧英国王室植民地)の政府から贈られた、「アフリカの第二の星」とも呼ばれるカリナン2世ダイヤモンドがセットされています。

カミラ王妃が戴冠式で着用する王冠は?

今回カミラ王妃の王冠は、新たな王冠を作るのではなく、既存の王冠の中から着用。

いわゆる、リサイクルというかたちは、18世紀以来始めてのことで、現代のサステナビリティや効率性という点を考慮されたもの。

今年2月、カミラ夫人がメアリー(オブ・テック)王妃の王冠を着用することが発表されました。

1911年のジョージ5世の戴冠式用にガラード社が製作したもので、デザインは1902年のアレクサンドラ女王の王冠からインスパイア。

1937年のジョージ6世の戴冠式で、王妃クイーン・マザーもこれを着用されたものですが、これには105.6カラット(21.12g)の、かつて最大と称されたダイヤモンド、コ・イ・ヌールがセットされていました。

このダイヤモンドといえば、その歴史において王侯がその所有を争い、最終的にインド女帝となったヴィクトリア女王の所有となり現在に至るまで、ロンドン塔にて保管されてきたもの。

しかし一方でインド独立以降、度々返還の動きが高まり、エリザベス2世の逝去をうけ再燃。それを配慮し、王冠にコ・イ・ヌールを使用しないことを発表。

物議を醸しているダイヤモンドの代わりに、故エリザベス2世に敬意を表し、プライベート・コレクションから、カリナンIII、IV、Vのダイヤモンドが使用されます。

カミラ王妃のドレス

2023年2月、コロネーション用ドレスのデザインをするのは、カミラ王妃の長年の友人でもある、ブルース・オールドフィールドであることが明らかにされました。

ドレスのデザインは、もちろん当日までシークレット。
ローブについては、エリザベス2世の戴冠式の際エディンバラ公は赤いベルベットの戴冠式ローブを着用されましたが、こちらもチャールズ国王が現代的な儀式を望まれていることから、現時点では不明。

カミラ王妃から、カミラ女王へ

パレスがSNSで公開した招待状。そこに表記されていたのは、カミラ王妃ではなく、「クイーン・カミラ」。

戴冠式を機に、「カミラ女王」として認知されるとみられています。

チャールズ国王戴冠式の出席者

戴冠式は国事行為であるため、政府が招待客のリストを管理。

ロイヤルファミリーのほか、首相、国会議事堂の代表者、各国首脳、世界各国の王族などが出席予定。

1953年のエリザベス2世の戴冠式には、8,000人以上が出席しましたが、ウェストミンスター寺院は座席増設のために5カ月間の閉鎖を余儀なくされました。今回は、通常の収容人数である約2,200人が最大となる模様。

日本の皇室からは、秋篠宮さまご夫妻が出席されることが公式に発表されました。

やはりこちらも忘れるわけにはいかない、サセックス公爵ご夫妻(ハリー王子&メーガン夫人)とお子様たちの出席に関して。

ついにパレス、そしてご夫妻からの発表がなされ、ハリー王子の出席が決定。しかしメーガン夫人は、カリフォルニアの自宅でお子様達と滞在ということで渡英はならず。

そもそもの招待は夫妻に対してのみで、2人のお子様達へはなかったとも言われ、さらにアーチー君のお誕生日が重なることも理由と見られますが、真実はいかに。

ハリー王子の戴冠式での立場は、ゲストということになりそうだけれど、メーガン夫人が同行しないことで、席順などに影響があるのか、今度はそちらに注目が集まるはず。

これでやっと諸々の準備が決定し、いよいよカウントダウン。当日の席順は気になるポイントだけれど、あくまでも主役はチャールズ国王!
このまま問題なく、当日を迎えていただきたいと願います。

バルコニーにお出ましになるメンバーは?

正式発表はまだですが、これらワーキング・ロイヤルのみなさま方とみられています。

●チャールズ国王、カミラ王妃
●ウィリアム皇太子、皇太子妃(キャサリン)、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子
●エディンバラ公、公爵夫人(ソフィー)
●アン王女、サー・ティモシー・ローレンスご夫妻
●グロスター公、公爵夫人
●ケント公
●アレクサンドラ王女

バルコニーへのお出ましは、公務に従事する高位メンバーのみと言われ、ハリー王子のお出ましはないでしょう。

8人のページ・オブ・オナー

チャールズ国王、カミラ王妃にそれぞれ4人、計8人のぺージ・オブ・オナーが選ばれた。ウェストミンスター寺院の身廊を、国王ご夫妻と一緒に行進します。

特徴としては、チャールズ国王の孫にゴッドチルドレンたち。カミラ王妃の孫たちが選ばれました。

チャールズ国王のページ・オブ・オナー

●ジョージ王子(9歳)

●Lord Oliver Cholmondeley(オリバー・チャムリー侯爵 13歳)
両親はデヴィッド・チャムリー(第7代 チャムリー侯爵、ローズ・ハンブリー(侯爵夫人)

英国貴族で、家族ぐるみで近しい関係。父第7代チャムリー公爵は1990年から2022年まで、大侍従卿でもあった。母ローズ夫人の母方祖母は、エリザベス2世の結婚式でブライズメイドを務めました。

●Master Nicholas Barclay(ニコラス・バークリー君 13歳)

国王が名付け親の一人、ローズ・トラウトンと、事務弁護士ピアーズ・バークリーの息子。ローズの母は、”コールマンズ・マスタード”の後継者サラ・トラウトン。過去には10年間ケント公爵夫人キャサリンの侍従でもあった方で、2022年、カミラ王妃の6人のお仲間6名のうちの一人として任命された。

●Master Ralph Tollemache(ラルフ・トルマッシュ君 12歳)

英国貴族で銀行家、第5代トールマッシュ男爵の後継者、エドワード・トールマッシュとソフィー夫人の長男。

チャールズ国王はエドワードの名付け親であり、2007年の結婚式にも出席された。

カミラ王妃のページ・オブ・オナー

●Master Gus Lopes(ガス・ロペス君 12歳)
カミラ王妃の娘、ローラ・ロペスの息子

●Master Louis Lopes(ルイ・ロペス君 12歳)
カミラ王妃の娘、ローラ・ロペスの息子

●Master Freddy Parker Bowles(フレディ・パーカー・ボウルズ君 13歳)
カミラ王妃の息子、トム・パーカー・ボウルズの息子

●Master Arthur Elliot(アーサー・エリオット君 11歳)
カミラ王妃の甥(妹アナベル・エリオットの息子)の息子

【注目】ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子
王室のスリム化を望まれる国王だけに、高位メンバーやご一家の繋がりはより強くなるとみられ、よって戴冠式でのウェールズ公爵家、ジョージ王子はもちろんですが、3人のお子さまたちの存在も目立つとみられています。
戴冠式後、ウェストミンスター寺院からバッキンガムパレスまでの馬車パレードには、お子様たちも参加されると予測されています。

戴冠式とは?

君主制の国で、新国王(女王)が即位の後、聖職者から王冠をうけ、公式に就任をする儀式。新国王(女王)に精油を塗布され、神への奉仕を誓う儀式(聖別式)とも。
君主を最高総督とする英国国教会の最高位、カンタベリー大主教によって執り行われます。戴冠式が行われる場所は、ハロルド2世の時代から、ロンドンのウェストミンスター寺院。

戴冠式の歴史

1066年にハロルド2世が、ロンドン、ウェストミンスターで初めて行ったのが始まりで、王位や権力を象徴する宝器、レガリアを身につけて、戴冠の儀式が行われました。以来この伝統が受け継がれ、これまでに執り行われた戴冠式は計40回です。

もっとも最近は、エリザベス2世の戴冠式で1953年6月2日。通常、前君主の喪があけた数ヶ月後に行われるのですが、エリザベス2世の場合には、即位から1年4ヶ月後でした。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (4)

英国王族や貴族、世界各国の王族、各国の国家元首、政府関係者など、8000人以上が参列。 昭和天皇の名代として、当時19歳の皇太子さま(現在は昭仁上皇)が出席されました。

戴冠式が初めてテレビ中継されたのもこのとき。1953年当時の英国では、テレビの一般普及が3分の1未満でしたが、国民の関心が高いことを知ったエリザベス2世が、映像を残すべきと考え、初めて戴冠式の放映に同意をされました。

当日、テレビのあるところに人々が集まり、国民2700万人(人口の40%以上)が、中継を視聴したそう。

戴冠の際に使用された冠

エリザベス2世の戴冠式で使用された冠はふたつでした。カンタベリー大司教からエリザベス2世の頭上へ載せられたのは、聖エドワードクラウン。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (5)

1661年、チャールズ2世のために制作され、中世ウェセックス朝のイングランド王エドワード懺悔王が戴冠式で用いたことから、この名が由来となっています。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (6)

ちなみに、この聖エドワードクラウンの重量は2.04kg 。その重さゆえ、戴冠式の最後に大英帝国クラウンへと被り変えられたエリザベス2世。バッキンガムパレスへの馬車パレード、バルコニーへのお出ましにもこちらを着用されていました。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (7)

この王冠には、世界で2番目に大きなダイヤモンド、カリナン2世(317.4カラット)が王冠の中央にセットされていることでも有名な英国王室の至宝です。オーブ、王笏とともに、昨年のエリザベス2世の国葬時、柩の上に載せられていたことでも記憶に残る方も多いはず。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (8)

エリザベス2世は、2018年BBCドキュメンタリー『The Coronation』で、大英帝国王冠に関して、以下のように述べられていました。「幸いにも、父と私は頭の形が同じだったので、一度王冠を被ると落ちることは滅多にありません。でもスピーチをする時に原稿を見ようと下を向くことは出来ません。もし下を向こうものなら、首の骨が折れてしまうかもしれません。」

エリザベス2世が戴冠式で着用したドレス

兼ねてからご愛用の王室デザイナーで、ウェディングドレスのデザイナーでもあった、ノーマン・ハートネル氏による白いドレスをお召しに。エリザベス2世のアイデアにより、イングランドのバラや、アザミ、シャムロック、ラッパスイセンといった英国4国の国花に加え、英連邦諸国を象徴する植物の刺繍が施されていました。

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戴冠式当日、エリザベス2世が身につけられていた総重量は、ドレスにガウンの式服に、王冠、王笏といったクラウンジュエリーなど、合計で20kg以上だったそう。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (10)

慣れておくため、そして首や身体も鍛えるべく、日頃の生活の中でもつけて訓練をされていたのだとか。

戴冠式で一躍注目を集めた女性たち

エリザベス2世が白のドレスの上にお召しになっていた、ベルベットの儀式用ローブ(長さ6.5m)これを後ろで裾持ちをしていたのが、6名のメイド・オブ・オナーの女性たち。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (11)

同じくノーマン・ハートネル氏がデザインしたドレスを着用し、ガウンの裏側に付けられたサテン製のたハンドルを持ち、エリザベス2世の後ろをともに歩いていた、名門貴族出身、容姿端麗、スタイルの良い、若く美しい女性たちをメディアは、6羽の白鳥と称し、戦後の英国において、アイドルさながらの人気となったのだとか。

バッキンガムパレスのバルコニーにも登場し、式後にはエリザベス2世から、お褒めのお言葉と、さらに記念のブローチも贈られたそうです。

パレードに使用された馬車

エリザベス2世の戴冠式後、バッキンガムパレスとウェストミンスター寺院間のパレードで使用されたのは、ゴールド・ステート・コーチ。

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ジョージ4世以来、すべての国王の戴冠式で使用され続けてきた、最も格式の高い、8頭立ての馬車で全長7m、高さは3.6m。ゴージャスな金箔からその名が由来するも、その実、乗り心地はというと、見た目と異なる模様。

先のBBC Oneドキュメンタリーのなかで、エリザベス2世はこう語られていました。

「最悪で、決して快適とはいえないんですよ」

相当揺れが強く、現実はおとぎ話の世界のようにはいかないらしい!

エリザベス2世、チャールズ国王も父母の戴冠式に出席されていた!

1937年、ジョージ6世の戴冠式に出席されていた、エリザベス2世。

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1937年、ジョージ6世の戴冠式

戴冠式で感じたことや体験を書き留めておくよう、父君から言われていた当時11歳のプリンセスのノートには、こう書かれていました。

「すべてにおいて素晴らしい戴冠式でした。ウェストミンスター寺院も同じように感じたと思います。父が戴冠された瞬間、寺院のアーチ型の天井や梁が不思議な霧に包まれた。少なくとも私にはそう見えました。」

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1937年

さらにジョージ6世の戴冠式とご自身の戴冠式を振り返って、こうも話されていました。

「父の戴冠式の方が明らかに記憶に残っています。ただ座っていただけで何もしていませんでしたからね」(BBC One ドキュメンタリー『The Coronation』にて)

一方チャールズ皇太子(当時)も、1953年の母の戴冠式をご覧に。

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1953年、エリザベス2世の戴冠式でのチャールズ皇太子(当時)

エリザベス2世の母エリザベス1世と、マーガレット王女、そして乳母に付き添われた、幼き4歳半のプリンス。滞在時間は、ほんの10分ほどだったというけれど、その時の記憶や経験は、いかにご自身の戴冠式で生かされるのか、期待するところです。

※この記事は、2023年4月17日時点のものです。

5月6日はチャールズ国王の戴冠式! 歴史的行事、戴冠式について知っておきたいこと【随時更新】 (2024)
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Author: Stevie Stamm

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