ケルトの笛屋さん | ざっくりとしたケルトの歴史 | 「エリザベスの愛称はリズ」 (2024)

スコットランドでは、女王がフランスの王子様と結婚したため、子どもを残さなければフランスの支配下となってしまう、という危機的状況になっていたんだ。
フランス側は早くもスコットランドを手に入れたつもりで、プロテスタントを迫害しはじめた。フランスはカトリックが多かったからね。

さぁ、その頃イングランドでは、最も有名な女王エリザベスが王位に就いた。

その当時のイングランド国民の半数は、「スコットランドの王女がイングランドを収める方がいいんじゃない?」と思われていたそうだ。(ほぼフランスなのに)

でも、そうはならなかった。
なぜなら、リズは賢かったからね!

まず、国の中心に触手を伸ばしていたスペイン勢力を即刻追い出し、「まぁまぁみなさん、もうここらで諍いはやめにいたしやしょう。それぞれ信ずるものがあるってのもわかっていやす。だからわっしも自分たちのことはプロテスタントは名乗りやせん、今日から英国国教会となりやす。それぞれの教えをええ塩梅で受け継いでおりやすし、こちらからごり押ししようというわけじゃぁありやせん。だから、みんな仲良く英国国教会、それでよござんすね?」という、座頭市みたいな達観した姿勢を貫いた。(かどうかは知らないけど、映画「エリザベス」がわかりやすく、おもしろいです)

スコットランドはというと、すっかりフランス化されていたんだけれど、エリザベス女王の支援もあり、フランスから独立することができた。
そして次第にスコットランド、ウェールズもプロテスタント化していった。(つまりイングランド化)

しかし、アイルランドだけは頑としてカトリックの教えを守ったため、後々イングランドとの対立を激化させてしまうことになる。(だってアンチイングランドの国だからさ!!)

紀元1580年ごろ、エリザベスフィーバーなケルトのお話。

参考映画:「エリザベス」「エリザベス:ゴールデンエイジ」「女王エリザベス」「ヴァージン・クイーン」「無敵艦隊」「メアリー・オブ・スコットランド」

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